子育てグリーン住宅支援事業とは?
「住宅省エネ2025キャンペーン」の4つの補助制度の中の中核をなす支援制度です。
子育て世帯を含む全世帯を対象とした省エネ性能の高い住宅の取得や新築・既存住宅のリフォームを支援する国の補助金制度です。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、 2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、 既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う事業です。
※「子育てグリーン住宅支援事業」は、令和6年(2024年)11月22日(令和5年度経済対策閣議決定日)以降に売買契約を締結し、令和7年12月31日までにすべての工事が完了した上で交付申請が可能なものに限ります。対象となる方はお気軽にご相談ください。
2025年度 子育てグリーン住宅支援事業におけるリフォームの概要
住宅所有者等が、子育てグリーン住宅支援事業者と契約し対象となるリフォーム工事をする場合、
リフォーム箇所に応じた補助を受けることができます。
対象要件
以下①②を満たす方が対象になります。
①グリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方
- 「グリーン住宅支援事業者」とは、工事発注者に代わり、交付申請等の手続きを代行し、 交付を受けた補助金を工事発注者に還元する者として、予め本事業に登録をした工事施工業者です。
※工事請負契約等が結ばれていない工事は対象になりません。神奈川県住宅設備協同組合は 「グリーン住宅支援事業者」に登録済みです。
②リフォームする住宅の所有者等であること
住宅の所有者等 - ・住宅を所有し、居住する個人またはその家族
- ・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
- ・賃借人
- ・共同住宅等の管理組合・管理組合法人
対象となる住宅
住宅とは 人の居住の用に供する家屋 既存住宅に行うリフォーム工事が対象です。
既存住宅※1 リフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築※2 から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅(現に人が居住している住宅を含む)をいいます。 ※1 既存住宅であることを確認する追加書類を求める場合があります。
※2 本事業において「建築日」は、原則、検査済証の発出日とします。対象となるリフォーム工事
以下のカテゴリー①~⑧に該当するリフォーム工事等を対象とします。
カテゴリー①~③(必須工事)に該当するリフォーム工事のうち、2つ以上のカテゴリーを実施した場合、補助対象となります。
ただし、カテゴリー④~⑧(任意工事)については、①~③のうち2つ以上のカテゴリーのリフォーム工事を行った上で実施し、交付申請時にあわせて申請する場合のみ補助の対象となります。
また、1申請当たりの補助額の合計が5万円未満の工事は補助の対象になりません。
なお、申請する際には、対象工事に関する証明書等が必要になります。区分 カテゴリー 要件 必須工事 ①開口部の断熱改修 2つ以上のカテゴリーの必須工事を行った場合のみ補助対象
※同一カテゴリーの工事を複数行っても1つと数えます補助額の合計が5万円以上で補助対象
②躯体の断熱改修 ③エコ住宅設備の設置 任意工事 ④子育て対応改修 2つ以上のカテゴリーの必須工事を行った上で実施する場合のみ補助対象
⑤防災性向上改修 ⑥バリアフリー改修 ⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 ⑧リフォーム瑕疵保険等への加入 - ■ 対象とならないリフォーム工事例
以下に該当するリフォーム工事は補助の対象になりません。
- × ドアの一部および欄間に取り付けられたガラスを交換する工事
- × 店舗併用住宅等の住宅以外の部分の工事
- × 住宅の所有者等が住宅設備を購入し、その取付を住宅事業者に依頼する工事(いわゆる施主支給や材工分離による工事)
- × 外皮以外の部分(外気に面しない間仕切壁)の窓やガラス、ドアの工事
- × 太陽光発電設備の設置工事
- × 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)の設置工事
- × リース設備の設置工事
- × 中古品を用いた工事
対象となる期間
1 工事請負契約日の期間
契約日は問いません。着工までに締結された工事請負契約が対象となります。
2 対象工事の着手期間
2024年11月22日~交付申請まで(遅くとも2025年12月31日)
補助額・補助上限
1 補助額
必須工事 ① 開口部の断熱改修 ガラス交換 4,000~14,000円 /枚数 内窓設置・交換、外窓交換 11,000~34,000円 /箇所 ドア交換 43,000又は49,000円 /箇所 ※ガラス交換は、箇所数ではなく交換するガラスの枚数を乗じて算出します。 ② 躯体の断熱改修 外壁 169,000(84,000)円 /戸 屋根・天井 11,000~34,000円 /箇所 床 105,000(52,000)円 /戸 ※()内は、部分断熱の場合の補助額です。 ③エコ住宅設備設置の工事内容 太陽熱利用システム 30,000円 /戸 高断熱浴槽 30,000円 /戸 蓄電池 64,000円 /戸 掃除しやすい機能付節水型トイレ 23,000円 /台 上記以外の節水型トイレ 21,000円 /台 節湯水栓 6,000円 /台 任意工事(必須工事と同時に行う場合のみ補助対象) ④ 子育て対応改修の工事内容 家事負担の軽減設備の設置 ビルトイン食器洗機 25,000円 /戸 掃除しやすいレンジフード※1 13,000円 /戸 ビルトイン自動調理対応コンロ※1 15,000円 /戸 浴室乾燥機 23,000円 /戸 宅配ボックス 住戸専用:11,000円
共用:11,000円/ボックス防犯のためのドア・窓改修 外窓交換 22,000~37,000円/箇所 ドア交換 38,000又は53,000円/箇所 防音のためのドア・窓改修 ガラス交換 3,000~11,000円/枚数 内窓設置・交換、外窓交換 8,500~25,000円/箇所 ドア交換 32,000又は36,000円/箇所 キッチンセットの交換を伴う対面化改修※2 91,000円 /戸 ※1と※2の併用はできません。 ⑤ 防災性向上改修 ガラス交換※ 7,000~18,000円/枚数 外窓交換 16,000~41,000円/箇所 ※ガラス交換は、箇所数ではなく交換するガラス1枚あたりに補助。ドアのガラス交換は対象外。 ビルトイン自動調理対応コンロ※1 15,000円 /戸 浴室乾燥機 23,000円 /戸 宅配ボックス 住戸専用:11,000円
共用:11,000円/ボックス防犯のためのドア・窓改修 外窓交換 22,000~37,000円/箇所 ドア交換 38,000又は53,000円/箇所 防音のためのドア・窓改修 ガラス交換 3,000~11,000円/枚数 内窓設置・交換、外窓交換 8,500~25,000円/箇所 ドア交換 32,000又は36,000円/箇所 キッチンセットの交換を伴う対面化改修※2 91,000円 /戸 ※1と※2の併用はできません。 2 複数回行うリフォーム工事
同一住宅に複数回のリフォーム工事を行う場合、補助上限額の範囲内で申請を行うことができます。ただし、申請ごとにすべての補助要件を満たす必要があります。
3 補助上限
1戸あたりの補助上限は以下の通りとなります。
Sタイプ 必須工事①~③のすべてのカテゴリーを実施 上限60万円/戸 Aタイプ 必須工事①~③のうち、いずれか2つのカテゴリーを実施 上限40万円/戸 手続き期間
● 交付申請の予約申請受付開始~予算上限に達するまで(遅くとも2025年11月14日まで)※● 交付申請申請受付開始~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)※※お早めの申請をおすすめします。
※締切は予算の執行状況に応じて公表します。交付申請の予約を行っている場合、当該予約期限または2025年12月31日のいずれか早い日まで交付申請が可能です。