対象のリフォーム工事で5万円~最大60万円まで補助が受けられます!
子育てエコホーム支援事業とは?
令和5年11月10日に閣議決定された「子育てエコホーム支援事業」は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた国の取り組みの一環として位置付けられています。
住宅の省エネ化を促進することを目的として日本国内の子育て世帯や若者夫婦世帯による「高い省エネ性能を有する新築住宅の取得」や「住宅の省エネリフォーム」等に対して補助金が交付される制度です。
新築に関しては、子育て世帯や若者夫婦世帯に限られますが、リフォームに関しては、世帯の条件を問わず適用されます。
補助金の額は、工事内容によって異なり、最大で1戸当たり60万円まで支給されます。
この取り組みは、省エネ性能の高い住宅の普及を通じて、エネルギー価格の高騰によって影響を受けやすい世帯の負担を軽減し、地球温暖化対策にも貢献します。
※「子育てエコホーム支援事業」は、令和5年11月2日(令和5年度経済対策閣議決定日)以降に売買契約を締結し、 令和6年12月31日までにすべての工事が完了した上で交付申請が可能なものに限ります。対象となる方はお気軽にご相談ください。
子育てエコホーム支援事業の概要
- 概要①
- 子育てエコホーム支援事業において、リフォームは子育て世帯または若者夫婦世帯を対象とした場合、最大60万円。
その他の世帯を対象とした場合、最大30万円の補助金を交付。
- 概要②
- 子育てエコホーム支援事業補助金の交付は、住宅を整備・分譲する事業者の申請に基づき、 住宅の取得・リフォームを行う方に補助金全額分が還元されることを条件に、当該事業者に対して補助金を交付。
- 概要③
- 子育てエコホーム支援事業は、契約日を問いません。 また工事の実施は、住宅を整備・分譲する事業者が所定の手続きにより事務局の登録を受け、 令和5年11月2日以降に工事に着手し、令和6年12月31日までに交付申請するものを対象。
子育てエコホーム支援事業の活用例
下記のようなお悩みがある方は「子育てエコホーム支援事業」の補助金を使ってお得にリフォームできる場合がございます。(諸条件有)まずはご相談下さい。
お風呂場が寒い・古い | 家事負担を少なくするために 食洗機を付けたい | トイレの汚れが気になる | 部屋が冬は寒く・夏は暑い |
給湯器を10年以上使っている | 室内の段差や玄関などの 段差が気になる | エアコンを10年以上 使用している | 価格が上昇している光熱費の 支払い負担を軽くしたい |
補助の対象者
以下の①②を満たす方が対象になります。
①世帯を問わず、エコホーム支援事業者と工事請負契約等を締結し、
対象となる省エネリフォームをした全世帯が対象の補助金です。
②リフォームする住宅の所有者等であること
住宅の所有者等 |
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Q.「エコホーム支援事業者」とは?
補助金の申請手続きや受け取りと一般消費者への還元は、「エコホーム支援事業者」が行います。
補助対象者である一般消費者が直接申請をすることはできません。
リフォームの契約はエコホーム支援事業者とおこなうことが必要となります。
横浜市長認可法人「神奈川県住宅設備協同組合」はエコホーム支援事業者に登録済みですので
お気軽にお申し付けください。
補助金額
対象のリフォーム工事の実施で5万円~最大60万円まで補助が受けられます!
原則は、一戸あたり20万円が上限となりますが、リフォーム工事の内容や属性に応じて最大60万円まで補助金の上限が引き上げられます。
対象者 | 既存住宅購入の有無 | 補助金上限額 |
---|---|---|
子育て世帯または若者夫婦世帯 | 既存住宅を購入※1しリフォーム | 60万円/戸 |
長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合 | 45万円/戸 | |
それ以外のリフォーム | 30万円/戸 | |
その他の世帯 | 長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合 | 30万円/戸 |
それ以外のリフォーム | 20万円/戸 |
※1 売買契約額が100万円(税込)以上である必要があります。
※申請あたりの補助額が合計5万円未満では申請出来ませんのでご注意ください。
Q.「子育て世帯」とは?
申請時点において、2005年4月2日以降※に出生した子を有する世帯です。
※令和6年3月31日までに工事着手するものについては、2004年4月2日以降
Q.「若者夫婦世帯」とは?
補助金の申請時点で夫婦であり、令和5年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下(1982年4月2日以降出生)の世帯のことを指します。 (令和6年3月末までに工事着手を行うリフォームに関しては、令和4年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下(1982年4月2日以降出生)の世帯。)
補助対象となるリフォーム工事一覧
リフォームの内容 | 補助額 | |
---|---|---|
①~③は必須のリフォーム工事(いずれか1つ以上の工事が必須) | ||
① 開口部の断熱改修 ガラス交換/内窓設置/外窓交換/ドア交換 | 省エネ基準レベル | 3,000円~37,000円/箇所 ※ガラス交換の場合は、1枚あたり |
ZEHレベル | 4,000円~49,000円/箇所 ※ガラス交換の場合は、1枚あたり | |
② 外壁、屋根・天井または床の断熱改修 | 省エネ基準レベル | 20,000円~112,000円/戸 |
ZEHレベル | 27,000円~151,000円/戸 | |
③ エコ住宅設備の設置 | 太陽熱利用システム | 30,000円/戸 |
節水型トイレ | 20,000円~22,000円/台 | |
高断熱浴槽 | 30,000円/戸 | |
高効率給湯機 | 30,000円/戸 | |
節湯水栓 | 5,000円/台 | |
蓄電池 | 64,000円/戸 | |
④~⑧は任意のリフォーム工事(必須のリフォーム工事と同時に行う場合のみ補助対象) | ||
④ 子育て対応改修 | 家事負担軽減に資する住宅設備の設置 ・ビルトイン食洗機 ・掃除しやすいレンジフード ・ビルトイン自動調理対応コンロ ・浴室乾燥機 ・宅配ボックス | 11,000円~23,000円/箇所 |
防犯性の向上に資する開口部の改修 外窓交換/ドア交換 | 22,000円~54,000円 | |
生活騒音への配慮に資する開口部の改修 ガラス交換/内窓設置/外窓交換/ドア交換 | 3,000円~37,000円 | |
キッチンセットの交換を伴う対面化改修 | 90,000円/戸 | |
⑤ 防災性向上改修 ガラス交換/外窓交換 | 7,000円~41,000円 | |
⑥ バリアフリー改修 手すりの設置/段差解消/廊下幅等の拡張/衝撃緩和畳の設置 | 5,000円~28,000円/戸 | |
⑦ 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 | 19,000円~26,000円/台 | |
⑧ リフォーム瑕疵保険等への加入 | 7,000円/契約 |
子育てエコホーム支援事業の対象リフォーム例
申請の条件は必須工事+任意工事で補助額の合計が5万円以上が対象です。
※任意工事のみでの合計5万円以上は申請の対象になりません
必須工事
エコ住宅設備の設置
節水型トイレ(掃除しやすい機能付き)
22,000円/台
節水型トイレ
(上記以外)20,000円/台
高断熱浴槽
30,000円/戸
高効率給湯器
30,000円/戸
節湯水栓
5,000円/台
蓄電池
64,000円/戸
外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
任意工事
家事負担軽減設備の設置
ビルドイン食洗機
21,000円/戸
ビルドイン自動調理コンロ
14,000円/戸
清掃しやすいレンジフード
13,000円/戸
浴槽乾燥機
23,000円/戸
宅配ボックス
11,000円/戸
バリアフリー改修
手すりの設置
5,000円/戸
段差の解消
7,000円/戸
廊下幅等の拡張
28,000円/台
空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
19,000円~26,000円/台
対象とならないリフォーム工事例
以下に該当するリフォーム工事は補助の対象になりませんのでご注意ください。- ドアの一部および欄間に取り付けられたガラスを交換する工事
- 店舗併用住宅等の住宅以外の部分の工事
- 住宅の所有者等が住宅設備を購入し、その取付を住宅事業者に依頼する工事
(いわゆる施主支給や材工分離による工事) - 外皮以外の部分(外気に面しない間仕切壁)の窓やガラス、ドアの工事
- 屋外に設置した手すり工事や、屋外の段差解消の工事
- 太陽光発電設備の設置工事
- 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)の設置工事
- リース設備の設置工事
- 中古品を用いた工事
注意点!
※補助額が5万円以上で補助金申請対象となります。
1申請あたりの補助額が合計5万円未満では申請出来ませんのでご注意ください。
対象となる期間
工事請負契約日の期間 | 契約日は問われません。 ※着工までに締結された工事請負契約が対象となります。 |
---|---|
工事着工の期間 | 2023年11月2日~交付申請まで(遅くとも2024年12月31日) ※工事請負契約後に行われる工事であること |
交付申請の予約期間 | 2024年3月中下旬~予算上限に達するまで(遅くとも2024年11月30日まで) ※工事着工後~工事完了まで申請可能。 ポイント!工事着工後、必要書類を提出することで交付申請の予約が可能です。 予約をすることで3ヶ月間交付予定額を確保できます。(エコホーム支援事業者が申請します。) |
交付申請期間 | 2023(令和5)年3月下旬 ~ 予算上限に達するまで(最終:2023年12月31日まで) ※工事完了後に申請(エコホーム支援事業者が申請します。) |
注意点!
※予算が上限に達すると申請は締め切られますのでお早めの申請をおすすめします。
※締め切りは予算の執行状況に応じて公表されます。
補助金の申請方法(主な手続きの流れ)
申請の手続き、補助金の受け取りと消費者への還元は『エコホーム支援事業者』が代わりに行います。
注意点!
※一般消費者の方が申請することはできませんのでご注意ください。
主な手続きの流れ
1.エコホーム支援事業者を探す
↓2.詳しい要件の確認
↓3.契約締結
※エコホーム支援事業者と契約を結びます。↓
4.工事着工
↓5.工事完了
↓6.補助金の交付申請
ポイント!補助金の交付申請は、エコホーム支援事業者がおこないます。
リフォーム工事完了後に、以下の書類を準備しエコホーム支援事業者に提出します。
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーなど)
【申請する要件に応じて】
・住民票(世帯票)
・既存住宅の不動産売買契約書など。
※必要に応じて、他の書類の提出を求められることがあります。
↓
7.補助金の交付・還元
※補助金は、エコホーム支援事業者に振り込まれます。
よくある質問
Q.他の補助金との併用は可能ですか?A.住宅(外構含む)のリフォーム工事を対象とする国の他の補助制度との併用はできませんが、「先進的窓リノベ事業」(経済産業省・環境省)、「給湯省エネ事業」(経済産業省)については、補助対象が重複しなければ併用が可能です。
Q.賃貸住宅のリフォームは対象となりますか?A.はい。賃貸住宅のリフォームも対象となります。エコホーム支援事業者と工事請負契約の締結および共同事業実施規約の締結が必要です。